
2年前の冬、これから独立して農場を始めようとしている頃にできた歌。
6月に生れたばかりの風和へ贈る歌でもありました。
独立する前の1年間は宅急便の会社へ勤めながら、休日には地元でお世話になっている三沢さん・
大倉さんの畑へ行き色々教わりながら、輝美と二人で自分達のこれからの暮らし方を描いていました。
「農業で暮らしていくのは楽じゃないよ」と周囲からさんざんに脅かされ(?)ながらも、
どうしてもやりたかった<自分の農場>の夢。たった一つはっきりしていたことは、
「ここが僕たち家族のふるさとになるんだ」との思いでした。
「まさしき希いにいさかふとも・・・・」の一節は、賢治が「ポラーノの広場の歌」の中で語る言葉。
その時の僕が一番好きだった言葉です。
コーラスとリードギターを担当してくれた花井君は、小学校2年生の時からの幼なじみ。
ともに、「農の暮らし」の夢を語り合った仲間です。
03年9月25日のレコーディングは、彼がカナダでのログハウスビルダー修行の途中、
一時帰国したチャンスを狙って実現したものでした。
レコーディングといっても狭いわが家の6畳間を締め切り、
電話がかかってこないように電話線をはずし、
マイクスタンドもないので天井から麻縄で(ここら辺が百姓っぽい)マイクをぶら下げて、その前で歌ったものです。
となりの台所のガスコンロの上でお湯が沸き、ピーッと鳴り出したり、風和の声が突然入ったりと、
ハプニング連続の末、約4時間をかけ、10回以上のテイクを重ねてようやく合格がでた作品です。
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