
私たちが農場を始めて6年になりました。果物作りやお米作りなど何も知らない私たちが、 いろんな人達や書物からやり方や考え方を教わりました。また、畑や田んぼで仕事をしながら、 毎日いろんな経験を積みながら、今日もまた何かを学んでいます。
ずっと僕の心においてきたものがあります。
「人のいのちに責任の持てる食べ物を届けたい」
そして、この6年の中で僕の心に宿った希いもあります。
「人に心から喜んでもらえる食べ物を届けたい」
時々何かの理由でクレームを頂くこともありましたし、また喜びの声を電話やメールや、 お手紙などでお伝えしてくれるお客様もおられます。どちらにしてもとても貴重なご指摘、ご意見として、 私たちの学びの材料として、いつもありがたくお話を聞かせていただいています。
「農」を「業」として営んでいくという目標を掲げ、 私のようなごく普通の日本人がそれを仕事として成り立たせていくには、 それを成立させるだけの農業技術上の根拠がいると考えました。
今の現代社会にもいろんな農法がありますが、 韓国自然農業協会会長の趙漢珪(チョウハンギュ)先生が書かれた 「韓国自然農業の考え方と実際・土着微生物を活かす」(農文協)の本は、 おおいに参考資料となる内容に思え、自分なりに取り組み始めて3年になります。 (参考:日本自然農業協会HP)
土着微生物を利用したぼかし肥作り、野山に生える野草・雑草等を利用した天恵緑汁作り、 漢方栄養剤作り、微量要素の為に玄米酢に溶かし込むミネラル資材作り等など、 この自然界・人間生活の現場で簡単に手に入るものに光をあてて利用していく考え方に深く共感しました。
また作物の生態をとことん究明して、栄養周期にあわせた施肥をすること、 また目に見えない微生物や酵素などの存在をはっきりと認識して、 それを私たちのような凡人でさえも使えるように普遍化していく技術に、喜びさえ感じたものです。
まだ修行途中の私たちにとっては、今が完成形ではありません。 自分たちのレベルに合わせた方法や農法を学ぶ機会もこれからいくつも出てくるでしょうし、 柔軟な思考で現実に向かい合いながら、その時々の最善を尽くしていくお百姓さんになりたいと思います。
現在いろいろの紆余曲折を経て、 「農薬散布は殺菌剤・殺虫剤のみ当地標準の3分の1以下、除草剤・落果防止剤・化学肥料は使用しない」
という基準で果物を栽培し、皆様に届けられるようになってきました。 収穫が安定するまでには4年程かかりましたが、その経過途中では皆様にご迷惑をおかけしたことも多々あり、 また経済的にも綱渡りの状況が続きました。(「続いています」が現実です)
前述の「自然農業」を軸にした、手作り発酵液肥や自家製ボカシなどを利用していくと葉が厚く、 強くなり、病気に対しての抵抗力も強くなってきます。低農薬栽培を可能にするバックボーンは、 「丈夫に育つ作物」があってのことです。
ただ現在も当地標準3分の1以下の殺菌剤・殺虫剤を使用して栽培を続けています。 技術的にまだ未熟な所も多く、 そのような私たちでもりんごや桃などの果物を栽培して皆さんに届けるという仕事を可能にしてくれている農薬さんにも感謝です。 「農薬さんにも感謝」できる気持ちが自分の中に芽生えてから、ようやく安定した栽培ができるようになってきました。
活水器というものに出会い、水の性質をよくするということを教わりました。 前述の「天恵緑汁」や「漢方栄養剤」、「玄米酢」などの資材や、農薬散布の際にも、 ほとんどの場合は水で希釈して散布するのが一番安定的にその効果を得る事ができます。 水で全体の体積を増やせば葉面全体、樹木全体に満遍なくかける事が出来るからです。 体積が少なくなるほどムラが出たり、かからない部分ができてしまいます。
そこで希釈する水の性質によって、その効果の現れ方が違うんだよと教えてくれた人がいました。
例えば水のクラスター(分子の塊)が小さければ、葉面からの吸収率もよくなるし、 農薬でも使用量を減らしてもきちんと効果を出してくれたりするんですよという訳です。
またどんなものにも「波動」というものがあるんだよと教えてくれた人がいました。 「宇宙のすべてのものは独自の周波数を持って振動しており、波としてとらえる事ができる」 これは現在の量子力学によって科学の常識になっています。 すべての物質は「粒子」であるという側面と「波」であるという2つの本質を持っているということです。
そして水という物質は、周囲の「波動」を受けて影響を受けやすい最たるものなんだよと教えてくれました。 作物が育ちやすい波動もあるしその反対もある。活水器を通る際に、水に波動を伝える物質をセットしておくと、 水の波動が変化するのです。
そんなはっきりと目に見えない世界のことを言われても、にわかに信じるわけには行かないのですが、 もうこのあたりまで来ますと、「理論」よりも「感性」を頼りに判断するしかなくなってきます。 活水器の利用は僕自身の「感性の開発」に大きな刺激を与えるスタート地点となりました。
水の結晶写真で有名な江本勝さんの著書「水からの伝言」(波動教育社)・「水は答えを知っている」 (サンマーク出版)などの本を読む機会に恵まれました。有名な本ですので知っている方も大勢おられるはずです。 (参考:I.H.M.ホームページ)
一番美しい水の結晶ができるのは「ありがとう」という感謝の言葉を水に聞かせたときだという話は、 「そんな話はでたらめだ」という学者と、「わからない人はそれでいいじゃないか」という学者とに分れて、 ウェブ上でも時々論争のネタになっているようですね。 (何が正しいのかを究明する姿勢はもちろん崇高なものですが、意見を出し合う過程に、 互いの立場を思いやる愛の気持ちをもてるかどうかはその議論に価値付けができるかどうかの分岐点になると私は思います)
目に見えない不思議な話の大好きな私は、昨年の夏、一つの実験(あそび)をしてみました。詳しくはここでどうぞ。 (おぐらやま農場ハッピーライフブログ - 過去ログ)
こんなことは私一人で畑にいるからできることで、 きっと回りに誰かいたら恥ずかしくなってできないだろうと思いますが、ブログに書いたように、 僕は明らかに異いを感じたのです。
玉伸びがよくなり、味に深みが出てくるようで、お客さんの反応が「こんな桃は人生初めてだ」 「食べ物を食べて感動できるなんてビックリです」 「食べた瞬間、体中が喜んでいるのがわかった」と、 とてもお世辞の範囲内では出ないであろうメッセージを両手で数えても足りないぐらい頂いたのです。
ただの偶然といわれればそれまでですし、きちんと数値にしたものではないので(するつもりもなかったのですが)、 これは私自身が納得できればそれでいいと思っています。 試験・研究をする必要があると思われる方がいればしかるべき機関で (大学とか農業試験場とか日本中にたくさんありますから)厳正にやっていただくのがいいと思います。
作物のほとんどは水でできているのです。
9割以上が水分です。そして人体もやはり6〜7割が水なのです。
「ありがとうございます」の感謝の言葉が作物や人間に何を齎すのか、もう少し毎日の体験の中から学んで見たいと思っています。
最近、スリーエフ農法という言葉を耳にするようになりました。
無肥料栽培という言葉を使うこともあるようです。藤野商店さんというところが中心になって不思議な話をされています。
有機農業の先の世界・無肥料栽培ホームページ
(おぐらやま農場がスリーエフ農法をやっているというわけではありません。興味の対象という段階です)
「水の記憶力」とか「地場エネルギー」とか「宇宙エネルギー」とか、 「畑に妖精さんや牧神さんをみる」とか、もう今までの農法の概念が吹っ飛んでいる感があり、 愉快になってきます。これからの時代の農業はますます「心」を問うものになってきますね。 あやしい宗教だといわれても仕方のない部分もあり、 僕もオカルト百姓と言われることをあえて楽しんでみようかなと・・。
最近、農業という仕事を選んで本当によかったなあと思っています。 自分自身の心のありようが、農産物に映ってしまう。波動の性質はそういうものなのだそうです。 だから、自分の心、魂というものを磨き上げていくことでしか、 皆さんに喜んでもらえる農産物を届けることはできないということらしいのです。
そして、心の病や悩みを抱えた人たちがたくさん存在する今の世の中に、 本当に人の魂を癒すことのできる食べ物があるとしたら、なんて素晴らしいことだろうかと思います。 そんな食べ物をお届けしたいなあ。
また元気ハツラツと生きているたくさんの人たちを「食べ物を届ける」 という役割で支えている存在でいられるなら、 本当にやりがいがある人生というものです。 それこそが今生をお百姓として生きる僕たち家族の喜びであり、 私たち自身の魂の進化そのものだと、確信しています。